新聞配達ってぶっちゃけきついの?
元日経新聞奨学生の私が、経験を基に新聞配達ってきついのかについてまとめました。
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新聞配達(新聞奨学生)はきつい
書き出しの文面で気づいた方も居るかと思いますが、新聞配達というか新聞奨学生はきついです。
きついというか決して楽ではないといった方が正しいかもしれませんが、生半可な気持ちで奨学生になって実際にやってみて挫折するといった人も居たので、あえてきついと表現したいと思います。
それでは具体的にどんなところがきついのか書いていきたいと思います。
常に走っているので体力的にきつい
まずはこれです。
新聞配達はバイクに乗って家々を回ってポストに投函して終わりという単純で楽そうな印象を持っている方は少なくないと思います。
実際のところ全然違います。基本的にマンション内では走って配っています。
一軒家がメインのエリアだと楽かもしれませんが、でかいマンション、特に5階以下の古めの団地的なマンションが多いエリアだと常に走っているので本当にきついです。
なぜなら新聞はドアポストに配達しないといけないからです。
大体のマンションには1階に集合ポストがあって、普通郵便やはがきなどは集合ポストに配達されているのが普通だと思います。
が、普通郵便などとは違い新聞は基本的にドアポストに配達する必要があるので、配達する顧客の最上階までエレベーターで行って、階段で下りながら顧客の家々を回りドアポストに配達するといった感じで常に走っていましたね。
続いて、5階以下の古めの団地的なマンションですが、これは所謂エレベーターがないマンションのことを指します。
そして団地的なマンションというのは、棟がいくつかに分かれていて全ての世帯が廊下で繋がっていないというマンションです。
どういうことかというと、配達する階まで階段で駆け上がり、降りながら配り終えたら、次の棟まで走っていってまた階段を駆け上がる・・ということです。
階段ダッシュを何回も繰り返すのです。
初めは、特に初日は体験という形で先輩の後ろに付いただけなのですが本当にきつかったですね。
睡眠時間が少なくてきつい
これは大体想像がつくと思います。
新聞配達は大体2時くらいに起きる必要があります。
私はショートスリーパーといった特殊な能力は持っていないので、5時間は寝ないと翌日本当にきついです。
5時間睡眠で逆算すると20時~21時までには寝ないといけません。
社員の方は日中は仮眠を取ることが出来るかもしれませんが、学業がある新聞奨学生は昼間に睡眠を取ることなんて出来ません。
かといって、21時までに寝れるかといったら難しいですよね。
おもしろいテレビ番組やドラマは21時~の深夜時間帯に多いですし。
対策
きついと思うのは無理もありません。
一般的な奨学生と違い、新聞奨学生は働きながら奨学金を返済しているのですから、それ相応の仕事をこなす必要があるということです。
なので、当時の私はどうすれば少しでも楽になるのかを考えていました。
その中で実際に実践していて効果があったと感じれたテクニックは、合間合間で仮眠を取るというものでした。テクニックでもなんでもないですね(笑)
とにかく時間を見つけて寝るというのが重要です。
先ほど「新聞配達は2時に起きる必要がある」と書きましたが、それは新聞が販売店に届くのが大体この時間だからです。
が、道路状況に依存する部分が大きく、10分くらい平気で遅れます。
なので同僚に「新聞来たら起こして」とお願いをして、新聞を待っている少しの時間も無駄にせず寝ることを意識しました。
これは布団から出ないではなく、事務所まで行って事務所で寝るということです。
新聞が来たらすぐに動かないと、その分配達がきつくなってしまうからです。
数分で寝れるわけないと思うかもしれませんが、まずは寝ようとすると意識することが重要で、不思議なもので実際に寝れるようになります。
ダメ元でも良いから挑戦することが重要だなと思いましたね。
あとは、朝刊の配達が終わってから学校が始まる前に仮眠を取るのも有効です。
朝刊の配達は急げば6時くらいに終わらせることが出来ます。
その後ご飯を食べてシャワーを浴びてもまだ7時くらいだと思います。
学校は9時だったり遅いところは授業開始が10時のところもあるかと思います。
通学を考えても最低1時間は睡眠時間が取れると思います。
この時間を無駄にせず仮眠を取るようにしたのが有効でしたね。
最後に
あえてもう一度書きます。
新聞奨学生はきついので、生半可な気持ちでやらない方が絶対に良いです。
だって奨学金返済のために、学業と仕事を両立しているのですから。
普通の奨学金を貰っている人は、在学中は学業に専念して、卒業後して就職した後から奨学金を返済しています。
それが一般的な奨学生と新聞奨学生の違いです。
でも絶対に出来ないことはないと思っています。私でも出来たので。
結局本人の意識が一番重要かもしれませんね。
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