VagrantでWindows上にLinux環境を構築する方法

2019年3月11日

Vagrantを使ってWindowsにLinux環境を構築する方法をご紹介します。

はじめに

今回はVirtualBoxとVagrantというツールを使用して、Windows上にLinuxの仮想環境を簡単に構築する方法をご紹介したいと思います。

通常の仮想環境構築では、VirtualBoxやVMWareといった仮想化ツールとLinuxのOSイメージを入れたDVDやUSBメモリを使用するかと思いますが、VagrantにはboxファイルというOSイメージが用意されているのでわざわざ作成する必要はありません。

OSイメージはファイルサイズが数GBにもなるので、イメージを作成するのも一苦労ですよね。

実際に使ってみてVagrantはすごい便利なのでもう離れられませんね(笑)

必要なソフトウェアのインストール

まずは事前に必要なソフトウェアをインストールします。

VirtualBoxのインストール

まずは仮想ツールのVirtualBoxをインストールします。

下記公式サイトからインストーラをダウンロードします。

Downloads – Oracle VM VirtualBox 

Windowsにインストールするため、VirtualBox 5.1.8 for Windows hostsを選択します。

ダウンロード出来たらインストーラに従ってインストールします。

Vagrantのインストール

続いてVagrantをインストールします。

同様に下記公式サイトからインストーラをダウンロードします。

Download – Vagrant by HashiCorp 

Windowsにインストールするため、Universal (32 and 64-bit)を選択します。

ダウンロード出来たらインストーラに従ってインストールします。

WinSCPのインストール

続いてFTPツールのWinSCPをインストールします。

こちらは仮想マシン上のLinux上のファイルにアクセスするために使用します。ややこしいですね。

私はWinSCPが使いやすくてお気に入りなだけで、FTPツールであればなんでも構いません。

ダウンロードページからインストーラまたは圧縮ファイルをダウンロードします。

WinSCP :: Official Site :: Download 

インストール版のInstallation packageとポータブル版のPortable executablesがありますが、どちらでも構いません。

ダウンロード出来たらインストール、解凍します。

teratermのインストール

続いてターミナルソフトのTeratermをインストールします。

こちらは仮想マシン上のLinuxに向けて各種コマンドを叩くために使用します。

Mac等UnixベースのOSであれば標準のターミナルを使用できますが、Windowsでは別途用意する必要があります。FTPツール同様ターミナルソフトであれば何でも構いません。

ダウンロードページからインストーラまたは圧縮ファイルをダウンロードします。

「Tera Term」定番のターミナルエミュレーター – 窓の杜ライブラリ 

Teratermもインストール版とポータブル版がありますがどちらでも構いません。

ダウンロード出来たらインストール・解凍します。

以上で必要なソフトの準備はできました。

Linuxのインストール

続いてLinuxのインストールに入ります。

VagrantにはBoxファイルというOSイメージを固めたファイルがあり、必要なOSバージョンのBoxファイルを利用してインストールします。

Boxファイルの一覧は下記をご確認ください。

A list of base boxes for Vagrant 

各種ディストリビューションもですが、バージョンも豊富に用意されていますね。

今回はCentOS6.6をインストールするため、CentOS 6.6 x64を使用します。

Boxファイルの追加

まずはBoxファイルをVagrantに追加する必要があります。

「Win」キー+「R」キーで”cmd”と入力し、Windowsのコマンドプロンプトを起動します。

続いて以下のコマンドを叩き、CentOS66という名前でCentOS6.6のBoxファイルを追加します。

vagrant box add CentOS66 https://github.com/tommy-muehle/puppet-vagrant-boxes/releases/download/1.0.0/centos-6.6-x86_64.box

「vagrant box add」がBoxファイルを追加するコマンドで、次の「CentOS66」が管理用の名前、続くURLがBoxファイルのパスになります。

必要に応じて変更いただければと思います。

インストール

まずはインストールするフォルダを作成します。

コマンドプロンプトを開き、インストール先のフォルダを作成し、cdコマンドで移動します。

mkdir CentOS66-php
cd CentOS66-php

続いてinitコマンドでインストールするBoxファイルを指定し初期化します。

vagrant init CentOS66

最後にupコマンドでLinuxを起動します。

vagrant up

以下のように、起動できたかと思います。

動作確認

念のため、Teratermでアクセスできるか確認しておきましょう。

ホスト名、ポート名、ユーザ名はupコマンドを叩いた際のログから確認できます。

パスワードはデフォルトのvagrantです。

アクセスできました。

さいごに

如何だったでしょうか。

Vagrantを使うことでLinuxの仮想環境が簡単に構築できたかと思います。

次回はVagrantの設定やLinux側の初期設定などを紹介したいと思います。