勉強期間1週間で情報セキュリティマネジメント試験に合格した話
2017年春にIPA資格の情報セキュリティマネジメント試験に合格しました。
勉強期間は約1週間で、実際に実践した勉強方法をご紹介します。
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情報セキュリティマネジメント試験とは
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の資格の一つで、平成28年度から実施されるようになった比較的新しい資格です。
詳細は以下の公式HPを参照してください。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:情報セキュリティマネジメント試験
名前の通り情報セキュリティに関する資格ではありますが、午前はシステム開発や会計などの分野も少し混じっています。
資格の難易度でいうと基本情報技術者試験よりちょっと低いぐらいでしょうか。
僕が感じた難易度的には簡単な順番で以下です。
- ITパスポート
- 情報セキュリティマネジメント
- 基本情報技術者試験
2017年春期の合格発表は2017年5月17日で合否確認したところ無事合格していましたので、僕が実践した勉強方法を紹介したいと思います。
受験を検討されている方は参考にしてみてください。
試験対策は参考書査読と過去問実施のみ
試験対策は試験の1週間前から始めて、初めに参考書を一冊通しで読み、余った時間は過去問実施するというやり方でした。
勉強時間でいうと10~15時間程度だったと思います。
基本的に午前の暗記問題に注力し、午後は文章の穴埋めで選択肢式なのでIPAの過去問しか実施していません。
僕がオススメする勉強方法(順番)
僕は難易度が低めとはいえ今回が初めてだったのでまず参考書を読みましたが、勉強していく中で下記の順番が一番効率的、かつ経済的だと思いました。
- 午前対策として過去問(過去問道場)をやる
- IPAのホームページで公開されている過去問を直近数回分やる(といっても3回分しかありませんが)
- 「合格できそう」という感触が掴めなかったら参考書を購入して査読する
過去問実施
過去問実施は受験対策として非常に重要ですが、午前対策は情報セキュリティマネジメントドットコムの過去問道場というWebサービスを活用し、午後はIPAが無償公開している実際の過去問題で対策しました。
午前対策
過去問道場というWebサービスは無料で利用でき、かつレスポンシブ対応されているのでスマホで気軽に勉強でき、通勤時間や休憩時間などちょっとした時間を有効活用できるので非常にオススメです。
情報セキュリティマネジメント過去問道場|情報セキュリティマネジメント試験.com
解説も豊富だし、リアルタイムで正答率を表示してくれるので自分の現在のレベルが一目でわかるのもポイントです。
ひとまず過去問全3回分と模擬問題などなど一通り実施することがオススメです。
ちなみにこの過去問道場というWebサービスは姉妹サービスとして応用情報技術者試験などその他区分の試験用のものもあるので、自分の中ではIPA資格対策に無くてはならない存在になっています。
以前取得した応用情報の勉強でも大変お世話になりました。
今後、応用情報の受験を考えておられる方は下記の記事も参考にしてみてください。
午後対策
午後対策はIPAから無償公開されている過去問題を直近1回分やって感触が掴めたのでそこで勉強を終了しました。勉強時間は2時間くらいでしょうか。
午後対策は長文問題に慣れることが非常に重要で、僕は応用情報を取得していて慣れているので1回分しかやっていませんが、初めて受けるといった方は3回分全て実施した方が良いですね。
過去問ページのリンクを貼っておきます。情報セキュリティマネジメント試験は平成28年から始まっているので各リンクからダウンロードしてみてください。
参考書査読
僕は先に参考書査読を実施しましたが、過去問だけでも十分合格圏内にいける感触は持てたので正直不要だったと思います。
初めて受ける方や、過去問を実施してみて合格ラインに届く感触を持てなかった方は参考書査読も実施してみてください。
購入した参考書はアマゾンのレビューで高評価だった下記です。実際にも解説がわかりやすくて非常にオススメできます。
書籍は全8章で構成されており、1章あたり1時間弱で読み切れたのでそこまで時間は掛かりませんでしたね。
1日1~2章くらいのペースでやりました。
ちなみに、お金の無駄なので過去問対策の書籍は買う必要ないです。過去問の答えに対する詳細な解説が記載されている書籍ですね。
なぜなら、そこまで難解な問題が出題される試験でもなく、用語やキーワードはGoogle等で調べればすぐに理解できるためです。
合格ラインは60点なので完璧に把握する必要はありません。
今回は通勤時間で読めるように、この書籍のKindle版を購入して勉強していました。
本にしなかった理由は、技術系の書籍全般に言えますが大きいのでかさばる(かばんのスペースがなくなる)+重いからです
そんなKindle版にも勉強してみて感じたマイナス点があって、それは章末問題の解答の確認が面倒な点です。
下記のように勉強していたのですが、3と4をする際に何ページも行ったり来たりが発生するので結構面倒でした。
- 問題を読む
- 解く
- 解答と解説を確認する
- 再度問題を読んできちんと理解する
確かに省スペースではありますが、こういったマイナスポイントもあるんだなぁと勉強になりました。
実際の書籍を購入するのかKindle版を購入するのか迷っている方はこのあたりも踏まえてみてください。
まとめると、
- 本にすると大きいのでかさばる+重いが、大きい分1ページ辺りの情報量は多いのでページの行き来が少なくて楽
- Kindle版にすると省スペースだがページの行き来が頻発するのでめんどくさい
時間とお金に余裕ある方はeラーニングも検討してみては?
合格できるか不安な方や、時間と多少のお金に余裕のある方はeラーニングを受けてみるのも良いかもしれません。
アプリや参考書ベースの学習では集中できないといった方も、学生時代の授業のように講師(人)から学ぶ形の方が集中力が続くといった方も多いと思います。
ざざーと調べてみた感じ、資格スクエアが提供しているeラーニングが高額でもなくボリューム的にもちょうど良さそうと思いました。
1回15分と短めの動画が全29回、Max7ヶ月間受講できる内容で価格が1万円ちょっととそこまで高額ではないのと、
合格の秘訣は、細かな知識を気にするのではなく、過去問演習を重視した実戦的な試験対策をすることです。これで合格可能性は飛躍的に高まります。
とあるように、合格に必要なポイントを意識しているためです。
会員登録は無料で出来るので興味のある方はこちらも検討してみてください。
試験を受けてみた感想
実際の試験では午後問題の出題方法が過去と若干異なっていて焦ったものの、合格は確実かなと思える難易度でした。
午前の知識と長文の読解力があれば余裕で取れると思います。解答群に似たような選択肢が混じっている時があるので、引っかからないように焦らず落ち着いて解きましょう。
情報セキュリティマネジメント試験は回を重ねる毎に難易度が上がっているので、難易度が低いうちに取得した方が良さそうですね。
難易度が上がっている件は下記の記事にまとめているので、あわせてご覧いただければと思います。
さいごに
基本情報、応用情報を取得している身としては取りこぼせない資格だったので取得出来て良かったです。
合否を確認する際は手が震えました(笑)
会社から報奨金として3万円貰えるので美味いもん食いに行こうと思ってます。
みなさんも頑張ってください!
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