クエン酸を使った大磯砂の酸処理のやり方を紹介します
今回はクエン酸を使った大磯砂の酸処理のやり方を紹介したいと思います。
大磯砂で水草水槽をやる際は酸処理が必須だと思っているので、検討されている方は参考にしてみてください。
Contents
大磯砂の酸処理とは
酸処理とは大磯砂に混じっている貝殻をを酸で溶かす作業です。
貝殻はPH(ペーハー)をアルカリ性に傾かせたり、水の硬度を上げる原因に繋がります。
大抵の水草は弱酸性で硬度が低い環境の方が育ちが良いので、洗っただけの大磯砂で水草水槽をやってしまって、調子が悪くて結局ソイルにしたという方も多いと思います。
水草水槽によくソイルが用いられるのは肥料の意味もありますが弱酸性の環境を保ってくれる効果があるためです。
酸処理のやり方
酸処理には大きく3つのやり方があります。
お酢を使う方法
一つ目はお酢を使う方法です。
料理に使う食酢で、近所のスーパーで売っていてお手軽に入手できますが、強烈なにおいが立ち込めるので却下です。
以前酸処理したときはお酢でサランラップで塞いでやったのですが、どうしてもお酢独特のにおいは抑えられなかったです。
塩酸を使う方法
二つ目は薄めた塩酸を使う方法です。
塩酸は薬局で入手できるそうですが、劇物で取り扱い注意なので却下です。
溶かしてはいけないものを溶かしそうだからです。
クエン酸を使う方法
三つ目は今回紹介するクエン酸を使う方法です。
クエン酸は詳細は忘れてしまいましたが、においも危険性もないので安心して酸処理できるのが一番のメリットです。
以前の水槽で実証済みで、PHもアルカリ性に傾けることは無かったので個人的にはクエン酸を使った酸処理がおススメですね。
酸処理する大磯砂とクエン酸
今回はいくつかのメーカーの大磯砂を取り揃えました。水作とメーカー不明の計3種類で合計7キロぐらいです。
クエン酸はダイソーで購入したもので200gほどです。
クエン酸を使った酸処理方法
貝殻を取り除く
クエン酸で溶かせるといっても限界はあるので、あらかじめ大き目の貝殻を取り除くことをおススメします。これはお酢や塩酸を使って酸処理する場合もです。
底面積の広い容器やバケツに大磯砂を広げて作業します。
混入している貝殻の特徴としては、基本白っぽくてキラキラしているということでしょうか。あとは巻貝の先端部分も混じっています。
欠けた破片が多いので小さくて探しづらいですが地道に取り除くといった作業を繰り返します。
クエン酸を投入して一日程度置く
人力で貝殻を取ったら、水とクエン酸を入れてかき混ぜます。
クエン酸が溶けるまで搔き混ぜた後しばらく放置しておくと、貝殻がクエン酸と反応して泡が出てきます。
このまま反応が落ち着くまで一日程度置くと酸処理完了です。
化合物を取り除いた後に念入りに濯ぐ
酸処理後の濯ぎをやっていきます。
その前にまず初めにに酸処理で出来た化合物を取り出します。
特徴としては真っ白で水でうっすらと溶けた粘土みたいなものや、指で潰して簡単に崩れるものが化合物です。
酸処理前の貝殻同様、地道に取り除いていきます。
取り除いた後は水で濯ぐだけです。
酸処理後の大磯砂はPHがかなり下がっているので、5~6回しっかりと濯いでクエン酸をきっちり落とします。
これを怠るとPHの下がりすぎで悲惨なことになります。(経験あり)
さいごに
クエン酸を使った大磯砂の酸処理方法について紹介しました。
動画でもまとめているので興味のある方はこちらもご覧いただければと思います。
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